【10月20日 AFP】一生変わらないと考えられてきたIQ(知能指数)が、10代で大きく変化することが分かったと、英ロンドン大学の研究チームが19日、英科学誌「Nature」に発表した。
このIQの変化はホルモン上昇によるものではなく、脳の構造の変化に由来しているのだそうです。さらに、
人間の脳は、成人してからも構造が変化し適応する能力があると示唆するデータが多数ある
ということです。そして、この研究をしたプライス教授は、
「若いうちに出来の悪い人間だなどと決めつけないことが大事だ。後にIQが著しく伸びる可能性があるのだから」
と強調したのです。
では、IQを高めるにはどうすればよいのでしょう?
この研究ではそこまで書かれていませんが、今現在、もっとも科学的(信憑性が高い)と思われる方法をいくつかご紹介します。
まずはなんと言っても運動です。
脳神経が成長するには、その神経細胞の新生を促す栄養が必要ですが、運動をすると、脳神経を成長させるための栄養分(脳神経成長因子)が35%も増えるのです。
また、この脳神経成長因子は、老化に伴い減少することが知られています。つまり、運動により脳神経成長因子が増えれば、脳の若返りにも効果があるのです。[脳の「老化」と「若返り」を調節する因子 産総研]。
さらに、IQは「やる気」と大きな関係があることが示されていますが、運動はストレスを軽減させ、「やる気」を向上させる働きもあるのです。
アメリカのイリノイ州、ネーパーヴィルで行われている「0時限体育」は、運動の効果をはっきりと示してくれます。
生徒は登校してすぐに体操着に着替えると、1時限の授業が始まる前にランニングをするのだ。その後の授業は、目が冴え、集中力を保てる。
この「0時限体育」に参加する生徒の成績は、参加しなかった生徒よりも優位に高くなったということです。(「脳を鍛えるには運動しかない!―最新科学でわかった脳細胞の増やし方」参照)
学校によっては、より成績を上げるためにと、体育の時間を減らしているところもあるとのことですが、その効果に関しては疑問視されています。
この 「0時限体育」、日本でも試してみる価値はあるのではないでしょうか。
そして、運動の他に要因として挙げられるのは、やはり教育法でしょう。
特に「子どもの褒め方」と「親教育」に関しては、実験と研究により確認された信憑性の高いものです。
簡単に言うなれば、「むやみに褒めてもダメ」、「学校の教育より親の教育の方が大事」ということです。
つづきを読む→『「あなたの知能はすごい!」的な褒め方はダメ』
→コラム一覧へ
テレビで見た、横峯さくらの叔父さんがやってる保育園でも、登園した子供にグランドを走らせてたなぁ
そこはみんな逆立ち歩きをしたり、読み書きをさせたり、英才教育みたいのをしてたけど、テレビで見る限りは凄かったよ
たぶん、実際には落ちこぼれて辛い思いをしてる子供もいるだろうけどね〜
運動は最高です。
身体能力と学力は相関関係があることも知られているしね。
日本の体育は運動が苦手な人には辛い授業だから、そこを改善していけばいいのに、と思います。