2010年12月10日、Science紙に「チョコバーを食べていることを詳細に想像すると、実際にチョコバーを食べるときの摂取量が減る」とされる論文が発表されました。
被験者を、「チョコレートキャンディやチーズといった食物を大量に食べている自分を想像してもらうグループ」
「チョコレートキャンディやチーズを少量食べている自分を想像してもらうグループ」
「その他の食物を大量に食べている自分を想像してもらうグループ」
「みんなで他の事をやっている自分を想像してもらうグループ」
などに分け、各被験者らが各々に課された状況を頭に思い浮かべた後、全員にキャンディやチーズを山盛りにしたボールを与え、思う存分食べてもらいました。
その結果、大量のキャンディやチーズを食べるところを最初に想像した被験者らの摂食量は、
実際に、他のグループの摂食量よりかなり少なかったことが判明したのだそうです。
一瞬食べるところを想像することは、食欲をかきたてられるものですが、
繰り返し想像し、より詳細な”食べているサマ”を想像することで、その”欲”をやわらげることができるようです。
「やめたいのにやめられない」という食習慣、飲酒、喫煙など、試してみる価値はあるかもしれません。
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