今回は、骨盤(腰)の位置の正し方について、座った姿勢で説明していきます。
※姿勢の関連記事↓
『姿勢が良い』とはどういうことかを説明します』
『姿勢が良い方がモテる傾向にあります』
『姿勢を正した方が勉強に集中できる理由』
『姿勢と記憶の関係』
『姿勢とスポーツの関係』
『姿勢とスポーツの関係(その2)』
『姿勢とメンタルの前向きな関係』
『姿勢が悪いことの悪影響とは?』
『姿勢の正し方〜頭(首)編〜』
『姿勢の正し方〜肩(胸)編〜』
『姿勢の正し方〜骨盤(腰)編〜』(このぺージです)
『理想の姿勢は“骨で立つ”こと』
まず、良くある悪い姿勢は骨盤の後傾(こうけい)ですが、骨盤が前傾(ぜんけい)してしまう方もけっこういます。これは特に女性に多く、反り腰(そりごし)と呼ばれます。
下画像の左が骨盤後傾、右が骨盤前傾です。
骨盤(腰)の悪い姿勢は、猫背型の骨盤後傾タイプ(上画像左)と、反り腰型の骨盤前傾タイプ(上画像右)の主に2つです。
骨盤の理想的な位置は、後傾でも前傾でもなく、中間位(ちゅうかんい)です↓
上のような姿勢を作るためには骨盤を動かす必要があるわけですが、「骨盤をもっと前傾(後傾)させて下さい」と言っても、それが分からない人がほとんどです。
これ、「鼻を動かす」とか、「耳を動かす」とかと同じで、できない人にはどこにどう力を入れたらいいのか分からないものです。
それをできるようにするオススメの方法は、座った姿勢で行う「骨盤転がしエクササイズ」です。(たった今、名づけました)
やり方は簡単です。
椅子に腰掛け(床に座ってもよい)、お尻を前後に転がすのです。
お尻を前に転がすのが骨盤前傾(上図左)、お尻を後ろへ転がすのが骨盤後傾(上図右)です。
めいっぱい腰を反らせてお尻を後ろへ突き出すようにして骨盤を前傾させ(上図左)、めいっぱい腰を丸めて尾骨が椅子に当たるくらいに骨盤を後傾させ(下図右)、これを何回か繰り返します。
こうやって何回か動かしていると、骨盤を前傾させたり後傾させたりするコツがつかめますので、それを立った姿勢でもやってみてください。
そしてその、ほぼ中間あたりが理想の骨盤の位置です。
姿勢を正す上で(スポーツを行うなら尚更!)、『骨盤を動かす感覚』はとても重要な要素でありながら、いまいち上手く動かせないものです。
ぜひ、骨盤転がしエクササイズで骨盤を動かす感覚を掴んでいただきたいです。
ちなみに、イラストの人が手をまっすぐ伸ばしているのにも意味があります。
このエクササイズをすると、胸から上の部分も動かしてしまう人がいるのですが、それは違います。
動かしたいのは骨盤と腰の部分だけであって、胸から上はそのままにしてもらいたいのです。
胸から上が床面と垂直(平行)を保っているかどうかを確認するために、前に手を伸ばすのです。
さて来週は、姿勢の一連記事のまとめに入ります。
※姿勢の関連記事↓
『姿勢が良い』とはどういうことかを説明します』
『姿勢が良い方がモテる傾向にあります』
『姿勢を正した方が勉強に集中できる理由』
『姿勢と記憶の関係』
『姿勢とスポーツの関係』
『姿勢とスポーツの関係(その2)』
『姿勢とメンタルの前向きな関係』
『姿勢が悪いことの悪影響とは?』
『姿勢の正し方〜頭(首)編〜』
『姿勢の正し方〜肩(胸)編〜』
『姿勢の正し方〜骨盤(腰)編〜』(このぺージです)
『理想の姿勢は“骨で立つ”こと』