僕は、『強烈な炭酸飲料』としてのコカ・コーラが大好きです。
なので、炭酸が抜けてしまうのはとても悲しいことです。
そこで、昔から、「○○したら炭酸が抜けないらしい」という方法は色々試し、ある程度の炭酸知識もあるのです。
そんな僕に、うちの子どもたちがこんなことを言ってきました。
子「お父さん、ペットボトルをへこませるとシュワ(炭酸)が抜けないんだって」
僕「え?そんなことしても抜けるよ」
子「えー、でもテレビでやってたよ」
僕「ホントに!?じゃ、実験してみるか!」
というわけで、実験することにしました。
僕は以前、色々試した結果、「炭酸(フィズ)キーパーという商品に勝るものはない」という結論を導き出し、愛用しているので、それも使って比較実験しました。
まず、3本買ってきました。
それぞれ、コップ一杯分くらい飲みました。
左は、溢れるギリギリまでへこませて蓋を締めるという、子どもたちの支持する方法。
真ん中は、何もせずにそのまま蓋を締めるという比較対象。
右は、僕の愛用している炭酸キーパー使いました。
後から間違えないように、へこませたものには、蓋に「へ」と書きました。
…3日後。
新たに一本買ってきて(右端)、お楽しみの飲み比べです。
新しく買ってきたシュワシュワ感を100点とし、
そのまま蓋を締めたやつのシュワ感を50点として、残りの2つの点数をつけることにしました。
結果は…
炭酸キーパーの威力はすごく、「若干抜けているかな?」くらい。
僕は90点、長男も90点、次男は84点(細かい。笑)を付け、相談した結果87点となりました。
そして、へこませたものは、「あれ?あんまりシュワシュワしない」と長男。
僕は40点、長男も40点、次男も40点を付け、「そのまま保存するよりシュワが抜けている」という感想でした。
「その理由を考えよう」と、最初の画像を見てみました。
すると、へこませるときに、コーラが溢れるギリギリまでへこませたハズが、撮影する時にはすでにキャップの下まできていました。
そして、点々と、炭酸が抜けているサマも見て取れます。
3日後の画像では、
へこませたもの(一番左)も膨らんでしまって、普通に蓋を締めたもの(左から2番目)と同じ感じになっています↓
炭酸ガスは、圧力によって抑えつけることで液体から外へ逃げ出せなくなるようです。
普通に蓋を締めても、
炭酸ガスがペットボトル内に充満することで圧力が高まり、ある一定の圧力がかかるとそれ以上は炭酸ガスは抜けなくなります。
つまり、へこませたものは、
へこませた部分が普通の状態に戻る分だけ炭酸ガスが抜け、そしてそこから更にペットボトル内の圧力が高まるまで炭酸ガスが抜けることになるので、普通に締めたものよりも余計に炭酸ガスが抜けてしまったのでしょう。
一方、炭酸キーパーは、空気をペットボトル内にぎゅうぎゅうに押し込む仕組みになっているので、炭酸ガスがペットボトル内に逃げ出せないくらいの圧力がかかります。
空気をぎゅうぎゅうに入れた後は、振っても中でシュワ〜って泡が出ないほどですから。
(※唯一の欠点は、ぎゅうぎゅうになるまでニギニギして空気を入れるのが、けっこう疲れるということです)
というわけで、あくまで個人的な感想をもとにしていますが、
へこませると、余計に炭酸が抜ける
ということ、そして、
炭酸キーパーはやはり素晴らしい
ということ、そして、
コカ・コーラは多少炭酸が抜けてもうまい
という結論に至りました。
ごちそうさまでした。
参考になりました
ほたるさん、コメントありがとうございます。
個人的な感想ではありますが、参考にしていただけてよかったです。
バイト先で店長に炭酸水のペットボトルを潰して空気を無くして保存するように言われて腑に落ちなかったのでここの実験結果を見てすっきりしました!
晩白柚さん、コメントありがとうございます。
それは良かったです!
フェズキーパーを使ってやるように言われても、それはそれでめんどくさいですけどね(笑)!
やっぱりね。当然と思ってましたが、テレビの影響はこわいですね。
へこませて蓋をして、そのまま振ったら、気が抜けることで元どおりに膨らむことくらい、すくにでもわかりそうなのに、誰が考えたのか、意味がわからないし、またそれを信じる方も、鵜呑みしすぎだと思います。炭酸飲料のボトル内部に空気?あるわけないじゃん。
おぐしんさん コメントありがとうございます。
世の中の説は(自分自身の考えも含め)、99.9%が仮説にすぎないと考えるようにしています。
テレビの影響は、本当に大きいですね!