昨年の9月25日に、小千谷市立南中学校の陸上部へおじゃまさせて頂きました。
今回は『ランニング・クリニック』の少し理論的なお話をしてきました。
より速く走るには、
「加速力」
「トップスピード」
「持久力」
を高めればよいわけですが、何かひとつの要素をトレーニングすれば、それらすべてを向上させることができるのです。
答えは何でしょう?
もったいぶらずに言いますと、答えは『バランス』です。
バランスの大切さを説明した上で、陸上用の色んなバランストレーニングを指導してきました。
それから、一番盛り上がったのが筋肉の使い方についてでした。
1人、前に出てきてもらって握力計で握力を計ります。36.3kgでした。
そして、その後やり方を変え、もう一度力を入れてもらうと、なんと45.8kgに。
上画像の黒板に書いてあるのは「収縮力」と「ホールド力」というワードです。
握力計を利用して、筋肉の使い方の違い(収縮力とホールド力)で、こんなにも大きな差が出るのだと説明したかったのです。
実際に体感した生徒さんは、最初(収縮力)より後(ホールド力)の方が大きな力を発揮したにもかかわらず、後の方が楽に、それも一瞬で力を出せることが実感できたと思います。
そして、走るときに、
楽に、かつ一瞬で大きな力を発揮できる「ホールド力」を使えれば、速くなるのです。と、そのための練習方法なども指導してきました。
簡単に習得できるものではありませんが、ぜひ今後に活かして頂きたいと思います。
南中陸上部の皆さん、また機会がありましたらよろしくお願いします!