Pphoto by Danielle Henry
今回は姿勢反射についてです。
※姿勢の関連記事↓
『姿勢が良い』とはどういうことかを説明します』
『姿勢が良い方がモテる傾向にあります』
『姿勢を正した方が勉強に集中できる理由』
『姿勢と記憶の関係』
『姿勢とスポーツの関係』
『姿勢とスポーツの関係(その2)』(このぺージです)
『姿勢とメンタルの前向きな関係』
『姿勢が悪いことの悪影響とは?』
『姿勢の正し方〜頭(首)編〜』
『姿勢の正し方〜肩(胸)編〜』
『姿勢の正し方〜骨盤(腰)編〜』
『理想の姿勢は“骨で立つ”こと』
姿勢反射というのは、
姿勢が傾いた時に反射的に(無意識のうちに)身体を立て直す
という反射です。
例えば、電車で居眠りをしてる人を想像してみて下さい。
コクッ、コクッと頭が動きます。あれです。
特に酔っぱらってる人なんかは、全身で動いて、今にも座席から落っこちそうになってたりします(笑)
これは、筋肉や靭帯が伸ばされることで生じる反射で、完全に無意識です。
頭が下がると、首の後ろの筋肉が伸ばされます。
すると、それを立て直そうと姿勢反射が働き、首の後ろの筋肉が収縮するのです。
その筋肉の【伸ばされる⇄反射で縮む】の繰り返しがコックリ、コックリ頷く動きになるわけです。
ちなみに、アルコールが体内に入ると、この姿勢反射が鈍ります(というか、全ての反射が鈍るのですが)。
そのため、筋肉が伸ばされてから収縮するまでが遅くなってしまうのです。
かなり伸ばされないと反応しないし、
伸ばされてから反射が起きるまでの時間は遅れるし、
反射が起きてから筋肉が収縮するまでの時間も遅れてしまうため、座席から落っこちそうになるのですね。僕も経験ありますが。
さて、姿勢反射が理解できたところで、スポーツとの関係を説明していきたいのですが、もうちょっと居眠りの話をします。
電車で居眠りをしてる人を観察してみると分かるのですが、姿勢が良いまま居眠りをしてる人は、猫背の悪い姿勢で居眠りをしてる人よりも、コックリコックリの幅が小さいのです。
そうなのです。姿勢が良い方が、姿勢反射が働き易いのです。
スポーツでは、わずかなバランスのズレが、大きなミスプレーに繋がってしまいます。
しかし、もし姿勢が良いなら、バランスを崩した瞬間に姿勢反射が働いて、体勢を立て直し、好プレーへと繋げることができるのです。
もちろん、スポーツにはさまざまな要因があり一概には言えませんが、この姿勢反射も絡んでいる可能性は高いと思います。
これは個人的な意見ですが、スポーツ選手は、毎日のトレーニングメニューの先頭に、「姿勢を正す」を入れたらいいのでは?と思っています。
さて次回は、姿勢とメンタルの関係についての面白い研究を紹介したいと思います。
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