025-768-4071

営業時間:月曜日〜土曜日
午前8:00〜12:00
午後14:00〜19:00
※受付は終了30前です

食事を少なめにすると身体にいいと分かっていても、食べずにはいられない理由

a900_Merry_Christmas_2008

こんな研究がありました。

カロリー制限をしたマウスはカロリー制限をしなかったマウスに比べ、認知能力と記憶能力が高く、攻撃性が少なく、アルツハイマー病を発症しないか発症が遅れる傾向があることは知られていたが、その詳しい理由は分かっていなかった[AFPBB News]。

そしてその理由として挙げられたのは、長寿と脳の活発な働きに関連した遺伝子群を活性化させるタンパク分子「CREB1」 です。

どうやら、このタンパク分子によって遺伝子群が働けば、長寿になり、脳の活動が活発になるらしいのです。

人間においても、カロリー制限をした方が、発癌性が低下し、脳血管疾患も減り、長寿になり、攻撃性が少なく、そして頭脳を明晰に保てることが知られているので、同様の遺伝子の働きがあるのではないかと考えられています。

今度の研究に期待です。

 

では、なぜヒト(動物)の満腹感は、自分の寿命を縮めてしまような値に定まっているのでしょう?

 

それは、先祖たちの過酷な歴史に理由があるのです。

現在は飽食の時代ですが、ほんのちょっと前までは(ヒトの進化の歴史にしたら、ほんのちょっと前です)、「いつ次の食事(獲物)にありつけるか分からない…」というような状況が多々ありました。

食べ過ぎで早死にするよりも、飢え死にする方がはるかに多かったのです。

そのため、獲物を捕獲し、目の前に高カロリーの食べ物があるときは、食べられるだけ食べてしまい、身体にエネルギー(脂肪として)を貯めておいた方が得策となります。

従って、「高カロリーのものを食べられるだけ食べたい!」という欲求が定着したのです。

 

お腹いっぱいだったハズなのに、ケーキを目の前にしたら、「ケーキ食べたい!」という欲求が生じるのにも、ちゃんとした理由があったのです。

そこには、先祖からの根本的な欲求、「生きる!」という強い強い思いがある。

ダイエットが難しいのも頷けますね。

 

ちなみに、こんな投稿しておいて、クリスマスケーキはがっつり食べる予定です。

 

コラム一覧

 

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。