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身体の合成と分解、同化と異化とは?

今回は、生物学の同化作用、異化作用というものについて説明していきます。

理科の授業っぽい話です。

 

さて、ヒトが食べたものは、細かくバラバラに消化されます。

それを身体の一部とするために、バラバラな物質を複雑な物質へと合成します。
その際にエネルギーが必要となるのですが、そのエネルギーも一緒に合成して蓄えるような仕組みになっています。

そして、一度合成した複雑な(エネルギーが蓄えてある)物質を分解することで、身体を動かすためのエネルギーを得ています。

 

例えば、脂肪。

身体の皮下脂肪を作るためには、エネルギーが必要で、そのエネルギーも一緒に脂肪として蓄えます(これが同化)。

そしてその脂肪を分解する時にエネルギーが放出され、身体を動かすエネルギー源となるのです(これが異化)。

 

もう一度書きます。

同化は、食べ物から身体を作る際に、細かな物質から複雑な物質へと合成すること(エネルギーを蓄えること)を言い、
異化とは、身体を動かすために、糖や脂肪を分解してエネルギーを作り出すことを言います。

 

前回、新陳代謝の話をしましたが、
古くなった細胞を分解するのが異化新しい細胞を作り出すのが同化といった感じです。

身体の中では、「古くなったり、壊れた細胞を分解する」という意味合いだけではなくて、「エネルギーを作り出す」という目的のもとで分解されることも多々あります。それが異化です。

そして、「新しく若々しい組織を作る」という意味合いだけでなく、「エネルギーを蓄える」という目的のもとで合成されることも多々あるのです。それが同化です。

 

例えば、筋トレをすれば、トレーニングのエネルギー源を確保するめたに、体内では急激に異化作用が促進されます。

そうして異化作用の促進によって身体(筋肉など)が分解された後に、栄養を摂って休息することで、同化作用が促進して筋肉をより強く作ってくれるのです。

 

 

次回は、その同化作用と異化作用を踏まえて、アスリートのトレーニングと栄養摂取の質やタイミングについて説明していく予定です。

 

→次の記事『競技パフォーマンスを落とさないための栄養摂取について(1/2)』

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“身体の合成と分解、同化と異化とは?” への 2 件のフィードバック

    1. むろさん コメントありがとうございます。

      『合成』と『分解』は、ただ単に、物質を積み木のように組み合わせたり(合成)、ぶっ壊したり(分解)するようなものです。
      そして、『同化』と『異化』と言った場合には、そこにエネルギーの蓄積(同化)と、エネルギーの放出(異化)という現象までが含まれる感じです。

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